2019年のソフトテニス界に何があったのか振り返ってみるわよ。せっかくだから私の独断と偏見のベスト10形式にしようかしら。10位から順番に振り返ってみるのも悪くないわよね。準備はいい?いくわよ💋


第10位 大物🚺選手プチ復帰ブーム


今年は大物🚺選手の復帰とその後の活躍が目立った気がするわ。その皮切りになったのは、ナガセケンコーの阿部選手ね。復帰してすぐの東日本選手権でいきなり準優勝、全日本社会人選手権で3位と流石の結果よね。

大物🚺選手の復帰は阿部選手だけにとどまらず、全日本社会人選手権には横山選手が急遽参戦よ(復帰と言っていいかわからないけどね)。本当に色々な事情が重なってたまたま出場した全日本社会人選手権で、並み居る優勝候補を次々と撃破して気付けば優勝よ。ペアを組んだ大槻選手の力もさることながら凄いわよね。

その後の皇后杯は2人ともちょっと息切れしちゃったけど、そんな好成績を残したこともあって、阿部選手は全日本インドア、横山選手は全日本インドア・東京インドア・社会人学生対抗と3大インドア全てに出場するほど冬も大忙しよ。そんな活躍を観てウズウズした元ナショナルチーム級の選手が、来年も誰か復帰してくれるのを密かに期待しておくわね。




 第9位 ソフテニYouTuber本格参戦

ソフトテニスのYouTuberは数年前から活躍していたけど、今年はYouTubeだけに収まらず本格的に大会にも参戦したりと話題を振りまいてくれたわ。さらに現役選手も積極的にchを開設したりと垣根がなくなってきた気がするわ。

大会に出場するだけじゃなくて、講習会やイベントにもYouTuberがゲスト参加して大いに盛り上げてくれたニュースもよく耳にしたわよね。現役選手とも交流を深めてるみたいだし、来年以降もまだまだ話題を提供してくれそうよね。…あ、あの人を忘れていたわ。…ひょっとこ?

じゃなくて、ひょっこりはんね。YouTuberじゃなくてお笑い芸人だけど、過去にインハイ出場の経験もありでソフトテニス芸人として今後の活躍を祈りたいものよね。来年はもしかしたら本当に大会に参戦したりするかもね。






第8位 世界選手権代表予選会

これは生観戦してきたからたっぷり語れるわよ。見どころは何といっても選手の真剣度よね。全国各地で毎週のように大会が行われてるけど、団体戦はともかく個人戦でこの真剣度は全日本選手権と双璧を為すわね。

まずは🚺からね。もうね、今年1年で完全にライバル関係ができた気がする林田/島津ペア🆚高橋/半谷ペアの決勝は圧巻ね。どちらも譲らずファイナルゲームに縺れる決戦は、期待を裏切らない好ゲームだったわ。その後、今年何度も決勝で顔合わせする両ペアの幕開けとなるに相応しい戦いだったわね。

そして🚹よ。注目の的は何といってもプロ宣言で注目を集めた船水プロね。宣言後、初のダブルスで圧倒的強さを見せつけてくれるのを期待したファンも多いと思うわ。そんな期待に応えるように、予選リーグから圧倒的な力を見せつけて順当に決勝進出よ。だけどそこで立ち塞がったのが…

そう…決勝の相手は大学時代共に仲間として戦った内本/内田ペア。2人は急造ペアだけあって、予選から苦戦しながら決勝まで上がってきたわ。なかでも中本/鈴木ペアとの何度もマッチを凌いで逆転勝ちした準決勝は、個人的に今大会のベストゲームと呼べるほどの熱戦だったわ。2人の諦めない心とフォロー力の凄さが勝敗を分けたわね。

そして決勝は船水/上松ペア🆚内本/内田ペアの早稲田対決。ここでも船水/上松ペアが圧倒的な力を見せつけて、一気に代表行きを決めるの?って会場のほとんどが思っていたところに待ったをかけたのが内田くんよ。内本くんのキレの良さに加えてこの試合は完全に内田くんが支配していた印象ね。それくらいハマってたわ。

この試合に限って言えば、恐らく現在国内で最高の前衛の上松くんがほとんどゲームから消えてたのよね。準決勝までは圧倒的な存在感と別格感で対戦相手を蹴散らしてきた上松くんがよ?対照的にこの試合で無双していたのが大学同期でライバルとも言える内田くんね。

そんなゾーン状態の内本/内田ペアが序盤から圧倒的攻勢で、一気に代表権を勝ち取ったのが🚹代表予選会ね。船水プロのダブルス初陣は残念ながら最後に後輩ペアに敗れたけど、ハードコートでの新たな戦い方に可能性を感じさせてくれるものだったわ。だから次回の国際大会では船水/上松ペア、内本/内田ペアのダブルスも観てみたいものよね。




第7位 全日本選手権(天皇杯・皇后杯)

結果から言うと🚹🚺ともに優勝候補の大本命(🚹船水/上松ペア、🚺林田/島津ペア)が、圧倒的な強さでぶっちぎりで優勝した印象ね。🚹は2連覇で船水プロは3回目、🚺は林田リコちゃんが3連覇+島津さんは嬉しい初優勝よね。

だけど全日本選手権で話題になったのはコート外のトピックスよね。まず一つに雨天決行されたことね。大会2日目は雨でとてもプレーができるような状態じゃないながらも大会は強行されたわ。これにはアタマをかしげる選手も多かったはずよ。動画でも選手の険しい表情が見られたわ。

雨の中ケガの恐れもあったせいか、一週間後に世界選手権を控える丸中/長江ペアと中本/鈴木ペアの早期敗退もあったわね。因果関係はともかく予備日がありながら、雨の中大会を強行した運営ファーストの姿勢には疑問符が浮かばざるを得なかったわね。たとえ難しい判断だったんだとしても今後の課題になったわよね。

そしてもう一つのトピックスは決勝の動画撮影禁止ね。これは毎年約一週間遅れてNHKでTV放送されるからそれを考慮してだと思うけど、ここでも色んな考えが吹き出した感じね。ネットでLIVE配信が簡単に出来る時代に、果たしてそれを禁じてまで一週間遅れのTV放送に拘る必要はあるの?ってことね。スポーツの醍醐味でもある緊張感溢れるLIVE感よりも、結果のわかってる一週間遅れのTV放送をいつまでも優先するのには個人的に?ね。

色んな考えや大人の事情も絡んでるだろうから一概にどちらが正解とは言えないけど、理想はネットでLIVE配信した上で後日解説付きのTV放送をすることかしら?他スポーツがどんどんネットを有効活用してるのを目の当たりにすると、ソフトテニス界が如何に遅れているかわかる事例にもなったわね。来年以降、求められるのは大きな変化かもしれないわね。






第6位 日本リーグNTT西日本10連覇

記憶に新しい日本リーグ初観戦よ。私の期待を遙かに超える熱戦の数々だったわ。当初日本リーグに心が躍らないなんて私のツンときた発言を、帰る頃には見事にデレデレした発言に変わるほどまで魅了されたわ。

🚹最終対戦のNTT西日本🆚ヨネックスの勝った方が優勝のカードは激アツだったわ。NTT西日本は前人未到の10連覇、ヨネックスは悲願の初優勝がかかった大一番のなか勝負は3番勝負に縺れる大接戦で、ヨネックスの桂/髙月ペアは計8度のチャンピオンシップポイントを迎えるほどの大チャンスよ。

会場にいる誰もがヨネックスの初優勝を確信したんじゃないかしら?だけどここから誰もが想像もしていなかったドラマが待ってたのよ。主役はNTT西日本の若き大黒柱になりつつある広岡くん。この試合はここまで、ケガで不安のあるベテラン長江選手との慣れないW前衛で不安定な出来だったの。

だけど追い込まれてからの2人の集中力は凄かったわ。何度もマッチを凌いで、難しいスマッシュもミスらず威力も落とさず食らいつくのよね。そしてファイナルに追い付いてからはその勢いのまま、一気に勝負を決めたわ。敗れたヨネックスにも拍手を送りたいわ。おかげで個人戦では味わえない団体戦の熱狂を生で体感できたの。

🚺の方にも触れなくちゃね。途中まで4チームが全勝の大混戦で、本当の勝負は全勝同士の直接対決が始まった第5対戦からね。ここからダンロップが落ちて、ワタキューセイモア・ヨネックス・アドマテックスの三つ巴の戦いで勝負は最終対戦にまで縺れるわ。

そんななか、優勝したのは最終対戦で全勝のワタキューセイモアを3タテで倒したヨネックスよ。最終結果は3チームが1敗で並ぶ大接戦でゲーム差でヨネックスだったんだけど、最後に3タテしないと優勝はワタキューセイモアだったみたいね。最後の最後まで本当に楽しませてもらったわ。家でネット観戦もいいけど、やっぱり生観戦に勝るものはないわね。






1位~5位に続くわよ💋