ゲシュタルト崩壊
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『プロソフトテニスプレーヤー』
…甘美な響きよね。



『プロ宣言』の興奮と停滞

2019年春に船水颯人選手が国内第一号となるプロのソフトテニスプレーヤーとして活動する宣言をして、界隈が大いに沸いたのも記憶に新しいわよね。そしてその後の活躍は凄まじいもので2019年度の国内主要タイトルをほぼ総ナメして、わかりやすいくらいに結果でプロとしての実力も覚悟も証明してくれたよね。そしてさらなる飛躍が期待されたプロ2年目となる2020年は、みなさんご存じの通りコロナ過で界隈のみならず世界中がそれまでの暮らしから大きな変化を求められることになったわ。

そんな自粛だの中止だの暗い話題ばかりのなかで明るい話題を提供してくれたのが、弟の颯人選手に遅れること約1年で国内第二号となるプロのソフトテニスプレーヤーとしての活動を宣言した兄の船水雄太選手ね。もちろん界隈は大騒ぎよ。現代ソフトテニス界を牽引してきたと言える実力も人気も兼ね備えた兄弟が、揃って『プロ』ときたもんだし当然よね。もちろん例に漏れず私も大いに興奮したものよ。これからもどんなトップ選手がプロとして活動する覚悟を宣言するのかワクワクしたものよ。

だけどその後のプロ宣言については胸が高鳴ることは残念ながらなかった…というのが厳しい言い方かもしれないけど正直なところね。日本屈指の存在の後に続くプロ宣言だから多少の見劣りは仕方ないとしても、その実績や知名度の落差があまりにも大きくてアタマの中が???が続いて、私にとって『プロ』っていうのがよくわからない存在になったのよね。選ばれし者だけが名乗れる尊い存在から、それっぽいこと言えば誰でも簡単に名乗っていいものなの?って存在にね。

定義なき『プロ』

といっても実績やら知名度やら何やらがどうであれ、現状『ソフトテニスのプロ』については何の定義もあるわけじゃないし、『プロ』として名乗る以上はそれだけの覚悟もあるんだろうから、赤の他人がとやかく言うもんじゃない…ってのが私なりの考えね。

そう、私はもう『プロ』とか『プロ宣言』とかにはもう興味がなくなってきてるのよね。そんな記号は正直どうでもよくて、いち選手として重要な大会でちゃんとコンスタントに結果を出して、さらには観てる人を魅了するようなプレーを披露してくれるかどうかが全てね。だからプロ宣言してようがしてまいが、印象に残る活躍をしたら反応するし、そうでないなら特に反応しない…ってスタンスね。

つまりこれまでと変わらないってことね。プロ宣言したからって特別に反応して応援することもないけど、逆に批判とか反対することも別段ないわね。プレーヤーとしての情報もほとんどないし、良い意味でも悪い意味でもよくわからないものには特に何も言うこともないし失礼だからね。

『プロ宣言』という諸刃の剣

とまあ以上が私のプロ宣言した選手に対しての基本的なスタンスなんだけど、そんな中で現状『ソフトテニスのプロ』なんだなって改めて私が思うのは、今のところは先述の船水兄弟、そして正式にプロ宣言は多分してないと思うけど上松俊貴選手を含めて3人くらいかしらね?この3人に関しては積み上げてきた実績も知名度、そして実力&人気もたっぷりで、ほとんどの人が納得の『プロソフトテニスプレーヤー』だと思うのよね。

だからそれ以外の選手(村田選手はまた特殊なケースだけど、それについてはここでは割愛)については地道にコツコツ実績を積まず、一瞬で知名度を上げるべく『プロ宣言』という諸刃の剣でショートカットしたな…って印象がどうしても強くなっちゃうのよね。颯人プロ以降、界隈じゃ『プロ宣言』は無名の存在が一気に注目を集める一種のパワーワードみたいなもんだしね。

もちろんそう思われるのも承知の上でのことだろうし、色んな懐疑的な声があることも想定はしていただろうし、その上での『プロ宣言』だから簡単に真似できるものじゃないんだけどね。勇気なのか蛮勇なのかどうかはまたわからない話だけどね。

『公認プロ制度』の整備

それにソフトテニスに公認のプロ制度があるわけじゃないから、他人がとやかく言うもんでもないしね。結局は数年後に需要(実力)があれば生き残ってるし、そうでないなら自然淘汰されるだけだろうしね。『プロ』ってそれくらい厳しい世界のほうが価値もあるし、だからこそ目指す価値もあるものなんだろうしね。

まあそういうミスマッチをなくすために最低限の基準を定めたプロ制度の整備がそろそろ必要なんだろうけど、残念ながら今はまだそういう環境がないし制度を作ろう的な流れも今のところ見えてこないんだけどね。水面下では動いてるのかもしれないけど、少なくとも日連の令和3年度の事業計画書にはプロの『プ』の文字もないしね。管轄外?だから検討する気がないだけかもしれないわけで、5年、10年経っても相変わらず自己宣言のプロの可能性も大いにありうるわけでね。

だからこそ公認制度があろうがなかろうが、ある程度の不文律や暗黙の了解(例えば全日本選手権で8強以上に入ったらプロ宣言OKとか)があっても良さそうなもんだけどね。無法地帯になれば価値が下落するだけだしね。事実、船水兄弟が高めた『プロソフトテニスプレーヤー』の価値がそうなりかけてる気もするしね。

『プロ』の解釈

とまあ私なりのプロ宣言について思うところをつらつらと述べさせてもらったけど、『プロ』って言葉には大きく二通りの解釈があると思うのよね。一つはその分野で稼げる、又は喰っていける人のこと。そしてもう一つはその分野で知識、技能が際立ってる人のこと。このどちらかに重みを取るかで、『プロ』という言葉に対する見解が大きく異なってくると思うのよね。

ここで私が述べたことは基本的に後者の考えに重きを置いたものね。というのはこれまでプロ宣言してる選手たちは、あくまで『ソフトテニスプレーヤー』としてプロ宣言してるからなのね。だから紹介されるときは『○人目のプロソフトテニスプレーヤー』みたいになるわけでね。まあここが一番引っかかるところかもしれないわね。プロ宣言をするだけでいきなり船水兄弟と同格で同じカテゴリーで数えられるの?ってな具合にね。

あくまで『プレーヤー』としてのプロを名乗るなら、やっぱり選手としての際立った力量がないと説得力に欠けるしね。『地元で負け知らず』とか学生時代『全国大会出場』とかだと、日本中プロで溢れ返っちゃうしね。ほとんどのスポーツはそこからさらに狭き門をくぐり抜けた一部の者だけがプロになれる厳しい世界だしね。

逆にこれが『ソフトテニスプレーヤー』としてのプロ宣言じゃなくて、あくまで前者のようなソフトテニスに関することで稼ぎます、喰っていきます的なプロ宣言だったら別にそんなに疑問の声も出ないと思うのよね。ていうかそもそも話題にもならないだろうけどね。だってそんな人たちはたくさんとは言わずとも既にいるだろうしね。

大きな括りでいえばYouTuberのあゆタロウさん、赤魔王さん&もりぞーさん(この2人は正確には違うんだろうけど)とかは私の中だとソフトテニスのプロみたいなもんだしね。プロ宣言とかはしてないけどソフトテニスに関することで稼いでる見本だしね。まあこの人たちは選手としての実績も十分でまた別枠かもしれないけど、他にもコーチングやトレーナー業、はたまたメディア関係の方々、ソフトテニスに関することで喰ってるプロは数えたらキリがないわよね。

まあだから私的には『ソフトテニスのプロ(ソフトテニスに関することで稼げる、又は喰っていける人)』『プロソフトテニスプレーヤー』は全然別物なのよね。今はまだ黎明期だからプロ宣言したらこの両者がごっちゃになって、同様にカウントされて『○人目のプロソフトテニスプレーヤー』みたいに違和感を生む原因になってる気がするのよね。やっぱり齟齬を解消するには公認制度の整備が望まれるわよね。まあ本気で公認プロ制度を望んでる選手(あればプロ宣言を検討する選手)が実際どれくらいいるのか?って疑問もあるけどね。

まとめ

そんなわけで私にとってはプロ宣言したとかどうとかはもう大きな意味は持たず、これまで同様に然るべき大会で然るべき活躍で心に残って結果を出してる選手を、これからも推して推して何なら崖から突き落とさんばかりに推しまくって、観戦を楽しませてもらうことにするわね。

そしてそのとき、これまでに批判や反対の声を恐れずプロ宣言した方々がYouTube出演や講習や人の良さとかじゃなくて、いち選手として実力で檜舞台に上り詰めて注目を集める未来があれば興奮するわね。もちろんその際は全力で崖から突き落とさせてもらうわよ💋知らないけど。



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